Super R-Typeのレビュー
この機種におけるシリーズ初登場となる本作は、後の評価を決めることになる生体機械の意匠をすでに備えている。筋の走った金属の外殻、有機的な曲線、生まれたのか作られたのか判別のつかない生き物。もっとも印象に残るのは、背景そのものが呼吸しているように見える面だ。機体が通ると壁がひくりと縮む。
雰囲気豊かで張りつめたアイレムの音楽が、R-9のパイロットを、稀有な強度の息詰まるサイエンス・フィクションに沈める。不穏な電子的音層と尖った主題が、バイドの絶え間ない脅威を際立たせる。細部まで丁寧なこの没入的な音の空気は、いまもスーパーファミコンのシューティングの知られざる頂であり続ける。