Tactics Ogre: Rebornのレビュー
崎元仁と岩田匡治が広げるのは、中世の重厚さを帯びた壮麗なオーケストラだ。荘厳な金管と物悲しい弦が、物語の政治的葛藤に寄り添う。戦場のひとつひとつが悲劇と戦略を呼吸している。新たに再録されたこの交響的なスケールが、数少ないタクティカルRPGにしか宿らぬ気高さを与えている。
復讐、虐げられた階級、そして長く尾を引く道徳的選択。この中世タクティクスは、ジャンルにおける成熟した政治劇の先駆けだった。現代の再構成はシェイクスピア的な重みの台詞を磨き上げ、忠誠はしばしば血で贖われる。
戦術ゲームの金字塔の作り直しであるこの版は、裏切りと道徳的選択の物語を引き延ばし、分岐がプレイ回数を何倍にもする。巻き戻しシステム、解放するクラス、任意のダンジョンが、すべてを試させる。野心的な語り口に支えられたこの戦略的奥行きが、長さを「運命のあらゆる道を見たい」という欲求と溶け合わせる。