Tempest 2000のレビュー
ジェフ・ミンターは古いベクター画面の遊びを幻覚的な祝祭へ作り変えた。音楽に合わせて脈打つ蛍光の線、蛍光色の破片となって散る爆発、面が進むほどねじれていく筒の形。見やすさは常に崩れる寸前にあり、それこそが狙いだ。画面を色で満たす加点面まで一貫している。
ジェフ・ミンターとイマジテックのカルトな作品である音楽は、催眠的で過剰なテクノ・レイヴを繰り広げ、作品のサイケデリックな抽象性と融け合う。どのステージも、反射神経の陶酔のために削り出された、陶然とする電子のトランスと化す。時代を先取りしたこの先見的な音の熱量は、いまも抽象シューティングの頂であり続ける。