The Great Ace Attorney Chroniclesのレビュー
北川保昌らのチームは、優雅な管弦楽と神経質な弦、真実が露わになるにつれ緊張を高める弁論テーマで、捜査をヴィクトリア朝のロンドンへと運ぶ。思わず身を乗り出させる「異議あり」の主題は、稀な演劇的感覚で言葉の応酬に句読点を打つ。一つひとつの裁判が、何度でも聴き返したくなる劇的なスコアとなる。
明治の日本からロンドンの霧へ、二人の弁護士がシャーロック・ホームズと交わる壮大な法廷絵巻。皮肉な笑いとヴィクトリア朝の情緒が混じり合い、孤立して見えた各裁判が、やがて思いもよらぬ規模の筋へと結ばれていく。