TMNT: Shredder's Revengeのレビュー
1990年代アーケードへの堂々たる回帰。超緻密なピクセルアート、たっぷりのアニメ、原作アニメに目配せする派手なパレット。決して怠けないよく練られた郷愁が、ベルトスクロールアクションに絶え間ない活力と視認性を与える。
ティー・ロペスはこのベルトスクロールアクションに、ヒップホップのブレイク、90年代のシンセ、ピザとゲームセンターの匂いが漂う歯切れのよい管楽器を満載した電気的ファンクを注ぎ込む。あらゆる一撃が強拍に決まるようで、ステージが進んでも熱量は一切衰えない。亀たちにふさわしい理想のサウンドだ。懐古的でありながら後ろ向きではなく、仲間と大音量で鳴らすために作られている。
見た目よりはるかに奥深い攻撃システムが各タートルに個性を与え、爽快なコンボを引き出す。すべてをさらう小気味よさがそれを支える。ステージはアニメ版への目配せで溢れ、最大6人の協力プレイは歓喜のカオスへ転がり込む。尺はジャンルの常で短いが、周回性とエネルギーが、模範的なアーケード讃歌に仕立てている。
コントローラーを握った瞬間に90年代の熱気が爆発する。鮮やかな色、躍動するスプライト、そしてピザの山。最大6人で並んで殴り合い、コンボと投げを愉快な混沌の中で繋ぐ。郷愁が燃料で、現代的なテンポが残りを担い、友達との一戦は毎回うるさく爽快なお祭り騒ぎになる。