TOCA Race Driver 2 - Ultimate Racing Simulatorのレビュー
「究極の競走模擬」と副題を負うこの版は、その模擬の生真面目さを前へ出す。画作りは物と現実にこだわる。接触でひしゃげる車体、擦り減るタイヤ、舗装の上での重い車台の重たい挙動。アーケードの華やぎから遠く、映像は機械としての説得力を求め、どの車種も固有の重さと反応を示し、手ごわい運転の感触を生む。
ツーリングからラリーまで、数えきれないモータースポーツの種目でキャリアを築く本作は、稀な豊かさのレースシミュレーションを描く。マシンを調整し、選手権を勝ち上がり、表彰台を狙うことが、数十時間を満たす。この種目の多彩さと手強い挙動が、太っ腹なシミュレーションという根強い評価を生む。