Tom Clancy's Splinter Cell - Pandora Tomorrowのレビュー
この遊びの視覚の個性は、サム・フィッシャーの三重焦点の暗視鏡を通る。一押しで、世界は幽玄な緑の暗視へと転じ、闇が光の陰画として読めるものになり、次いで熱視へ移り、体が壁や間仕切りを越えて熱で赤く輝く。遊び手は場面をあるがままにではなく、技術が露わにするままに見る。翠にも白熱にも転じるこの反転した視覚が、潜入の様式のすべてをなす。
ここでの真の楽器は、物音だ。隠密は、背景の音への細やかな聴取に懸かる。足音はタイル、金属、絨毯で異なって響き、遊び手は、進行を覆い隠すため、環境の騒音、エンジン、雨、人混みを活かすことを学ぶ。音は単なる装いであることをやめ、道具となる。黙し、聴き、自らの物音を世界の物音の下に紛れさせることが、影の遊びの要となる。
筋は、生物兵器による脅迫に懸かる。テロリストのスハディ・サドノは、自らの死で作動するよう仕組んだ装置で致死のウイルスを解き放つと脅す。名高いパンドラ・トゥモローだ。彼を殺せば惨事を早めてしまう。工作員サム・フィッシャーは、脅威の源を断たずに脅威を無力化せねばならない。