Tomb Raiderのレビュー
雨と泥に濡れた敵意ある島、息をのむ自然光、生々しいリアリズム──このリブートは、ララを残酷で説得力あるサバイバルへと突き落とす。背景への丹念さと顔立ちの表現力が、稀なる密度に達する。丁寧で没入感あるこのアートディレクションが、ひとつのアイコンを見事に作り直す。
ジェイソン・グレイヴスの手による音楽が、旋律よりも有機的な打楽器と張りつめた音層を重んじ、骨の髄に響くサバイバルの空気を植えつける。ララの試練の一つひとつが、剥き出しで没入的な緊張に脈打つ。大胆で息詰まるこの音の個性が、ヒロインの再生を見事に支える。
呪われた島に漂着した若き考古学者が、あらゆる手を尽くして生き延び、苦しみのなかで、なるべくして冒険家へと変わっていく。暗く生々しい出自として、物語は恐怖、喪失、そして心が硬くなっていくさまを、剥き出しの強度で描く。この苛烈な再生が、伝説のヒロインに再び魂を吹き込んだ。
登攀、スピーディな銃撃戦、任意の墓所探索のあいだで、過酷な島のララを追う行為が、各エリアが探し出すべき新たな秘密を開くテンポのよい冒険を生む。武器と能力の強化が探索に報いる。お膳立てされた場面と一本道の枠組みは目につくが、進行の勢いとすべてを漁りたい欲が、長く心を捉える。