Toukiden - Kiwamiのレビュー
コーエーテクモは絵巻の図像から筆を起こす。鬼は赤い縁取りの黒い塊として現れ、手足は過大に伸び、角はねじれる。討鬼の者たちの漆塗りの具足では伝統文様と戦装束が交わり、御魂の色の光輪が相性を一目で告げる。
太鼓と尺八、西洋の弦が応答し合い、出陣前の儀式を音で組み直していく。狩りの主題は儀礼めいた抑制から始まり、巨鬼の四肢が断たれた瞬間に金管と合唱へ大きく開く。追跡がそのまま戦の祭礼へと変わっていく。
毒の武器を手に、鬼を協力して討つことは、ミッションごとに武装を磨いていく狩りと収集のループを築く。装備を強化し、手強い鬼を仕留め、仲間と高め合う時間は、長く費やされる。ハンティングというジャンルに忠実なこの強化された内容が、アクションRPG好きが味わう寿命を差し出す。