Tunicのレビュー
柔らかな色合いのアイソメトリックな世界に迷い込んだ小さなキツネ。ゼルダと絵本の中間のような姿だ。安心感のある丸みの裏に、秘密に満ちた演出が隠れ、固定カメラとレトロな取扱説明書そのものが魅惑の発見の道具になる。
真の妙手は、一部が解読不能な言語で記され、ページごとに復元していく説明書にある。見つけた一枚が世界を照らし、理解を鍵のように解き放つ。発見の感覚は本物で、決して押し付けられない。アイソメトリックの戦闘は見た目より手ごわく苛立たせもするが、層状に重なる謎の構造が稀有なめまいをもたらす。