Twisted Metal - Head-Onのレビュー
車両の顔ぶれは珍品陳列室のようだ。アイスクリーム車、救急車、霊柩車、辻馬車まがいの営業車が、溶接で組み上げた手作りの機械と肩を並べ、どれも露わな武装で膨れ上がっている。闘技場は目の前で崩れ、市街の背景は骨組みだけになり、派手な車体の色だけが目印として残る。
音楽の調子は残酷な縁日を引き受ける。塊で押し出す歪んだギター、重い電子太鼓、警報音や歪めた笑い声の標本が短い合図のように何度も戻る。闘技場ごとに短いリフが回り続け、その執拗さゆえに、最初に乗った車と一生結びついてしまう。
純粋でいかれた車両戦闘——罠だらけのアリーナ、凄まじい武器の数々、解放できるぶっ飛んだ車両。楽しさは、走りながら相手を撃ちまくる、この爆発的な混沌から生まれる、とりわけ大勢で。切れ味鋭く愉快で個性に満ちた、轟音の発散。どの対戦も記憶に残る戦いに変える、友達同士のワイヤレスに最適な一本だ。