Uniracersのレビュー
画面の着想は一行で言い切れる。乗り手のいない一輪車が、単色で塗られた起伏とループの上を走る。DMAデザインが賭けたのは動きの滑らかさと、技ごとに専用の絵が用意された宙返りだ。余計な背景は削ぎ落とされている。全速力でも軌道を完全に読み取れるようにするためだ。
音楽が選ぶのは軽快な電子の語法だ。丸い低音、速いリズムマシン、目立たないまま回り続ける短い旋律。この判断はほかの部分と筋が通っている。純粋な速さの遊びに必要なのは記憶に残る主題ではなく、注意を奪わずに前へ押し出し続ける拍だからだ。