Virtua Fighter 5のレビュー
美術は、闘士の個性化にすべてを賭ける。何千もの部品、衣服、装飾、髪型、細部が、各力士を一目で分かる唯一の輪郭になるまで着せ替えさせる。三次元の格闘が所作の真正さを狙う一方、見た目は、プレイヤーが自らの登場人物に署名する遊び場となる。様式はこうして、控えめに造形された体の上に、一部品ずつ築かれる。
音楽は、ゲームセンターの電子的な洒脱さを育む。各会場に主題があり、洗練されたテクノ、ジャズ風の音、保たれた律動の混合で、大仰さも戦いの叫びもなく、応酬の精度に添う優雅な脈動だけがある。決闘の暴力からほとんど離れたこの落ち着いた音楽が、対戦に冷たい風格を、ひそやかな酒場の音で修める武術のそれを与える。
この3D対戦は、たった一人のキャラを掘り下げるだけで数週間を要するほど、連係や起き攻め、各ステージの癖が高い緻密さを求めてくる。衣装を整え、オンラインで段位を上げ、組み合わせの一つ一つを研究していく上達の道に終わりはない。今もなお忠実な愛好家の確かな核を抱え続ける格闘ゲームである。