Wario Land 2のレビュー
主人公が死なない以上、見どころは彼の身に起きることすべてに移る。煎餅のように潰され、風船のように膨らみ、ばねに変わり、立ったまま眠り込む。攻撃を受けるたびに一揃いの動画と全面的に描き直されたスプライトが用意され、その作り込みゆえに、この作品は遊ぶのと同じくらい眺めるものになっている。
曲はどこか寄席の出し物めいている。上行する音階で模された金管、シンバルの打ち込み、効果音に場を譲るためにぴたりと止まる楽句。音楽が論評するのは背景ではなく主人公であり、拍の運びの不遜さが作品の調子に貼りつき、短さが飽きを未然に防いでいる。