WWE SmackDown! Here Comes the Painのレビュー
プロレスの過剰さの極み——派手な技、シビアなタイミングの返し、そして一戦ごとを生々しくする部位ダメージシステム。試合の流れが傾くのを感じ、フィニッシュ技を決める快感は、即座のスリルだ。豊富なロスター、気前のよいモード、大勢での痛快な混沌。友とソファで楽しむために作られた、プロレスゲームの指標だ。
持久力ゲージがテンポを支配するリングで、技、投げ、派手なフィニッシャーを繋ぐ——プロレスの劇場をまるごと再現する。レスラーを作り、シーズンモードでタイトルを駆け上ることで上達が絶えず続く。システムは長く遊ぶと反復的だが、このキャラ陣の大盤振る舞い、技、キャリアモードには、複数人なら尚更の恐るべき手応えがある。
しばしばシリーズの頂点と評される本作は、充実したロスターと、とりわけ完成度の高い組み技システムを組み合わせる。シーズンを進め、レスラーを作り、ベルトを追うことが、白熱の対人戦に後押しされて数えきれない時間を満たす。今なお基準とされるこの濃密さが、プロレス好きに愛される寿命を生む。