Xenoblade Chronicles 3のレビュー
ACEと光田康典の組は、壮大なクレッシェンドと内省的なテーマを行き来し、中村亜子のフルートが物語を貫く炎のモチーフを際立たせる。音楽は戦場で膨らみ、村で静まり、主題の核にある儚さに寄り添う。その情感の広がりが冒険を高め、楽曲で名を馳せるシリーズの旋律の署名を改めて裏づける。
永遠の戦争に縛られた二つの国、十歳で死ぬ兵士たち。それは生と死、存在する権利を問う心揺さぶる寓話の土壌だ。ノアとミオの絆が、単なる対立を超えて普遍へと届く思索に血を通わせる。
六人の主人公、戦う二つの国、そして広がり続ける地図――本編はすでにジャンル屈指の長さを誇る。そこにヒーロークエスト、深められるキャラ同士の絆、たっぷりのエンドゲームが加わる。豊かなクラスシステムが支える成長のおかげで、その長さは引き延ばしではなく力の高まりとして感じられる。