Xenoblade Chronicles Xのレビュー
見渡すかぎりに広がる惑星ミラ──途方もない大陸、巨大な野生生物、異星の植物が、めまいを誘う異世界感を織りなす。微細なディテールから巨大な地平まで貫くスケール感が、圧倒すると同時に驚嘆させる。有機的で壮大なこの視覚の野心が、オープンワールドの限界を押し広げる。
澤野弘之の手による音楽が、叙事的なオーケストラ、尖ったエレクトロ、力強い歌声を織り交ぜ、惑星ミラをSF的な荘厳さで彩る。どの探索も、どの戦いも、奮い立たせる大胆な強度に脈打つ。現代的で霊感に満ちたこの音の広がりが、このオープンワールドの広大さを昇華させる。
広大な惑星を歩き、クエストを受け、戦いの中で装備を練り上げる――その探索RPGの地平は、果てしなく遠ざかっていく。ドールを解放し、希少な鉱床を見つけ、新たな地域を地図に刻む――常に追いかけるべき目標が生まれる。煩雑なメニューと不親切なチュートリアルは敬遠させるが、この圧倒的な物量と発見の感覚が、何十時間も人を捉える。
ミラに降り立つことは、稀有なほど途方もないオープンワールドに身を委ねることだ。どの大陸も巨大な生物と秘密で満ち、惑星の踏査、数百のサブミッション、巨大なドールの操縦、クラスの磨き込みが、エンドコンテンツだけでも十分な冒険を養う。臆さぬこの巨大さが、本機屈指の気前よく独特なRPGにしている。