Yakuza 4のレビュー
やがて交差する四つの運命を通して語られる本作は、東京の裏社会をあらゆる角度から診ていく。借金、監獄、復讐、そして贖罪が、新たな広がりを持つ群像の絵巻を織り上げる。豊かで息もつかせぬこの視点の妙が、シリーズの語りの型を見事に刷新する。
街の喧嘩、ドラマチックな筋書き、無数の突飛な寄り道のあいだを神室町で巡る行為が、寄り道が常に次を呼ぶほど濃密な世界を生む。物語を追い、ミニゲームを漁ることが好奇心に報いる。戦闘はやや反復的だが、街への愛着と活動のあふれ方が、長く心を捉える。
四つの運命を神室町の迷宮で交差させれば、主人公も戦闘スタイルも歩き回る街も一気に増え、そのどれもが固有の寄り道を開いてくれる。ミニゲームに興じ、サブストーリーを進め、各人の筋を締めくくるほど滞在は明らかに延びていく。シリーズの魂を失わずに地平を大きく広げた一章として今もなお称えられている。