Youkai Watch 2 - Gansoのレビュー
室内は部屋ごとに、家庭の手つきで描き込まれている。角の擦り切れた畳、紙を張った引き戸、真ん中の座卓、斜めに置かれた座布団、置き忘れられた遥控器、物干しの洗濯物、隅の仏壇。この家は舞台装置ではなく目録である。すべて手で描かれたこの平凡な散らかりが、物語を面ではなく一つの家に結びつける。
町の区画ごとに主題が用意され、この町は耳で歩けるようになる。古い界隈には鍵盤による遅い旋律、商店の並ぶ一帯には軽い金管の速い曲、住宅の丘にはほとんど動かない書法。境を跨いだその瞬間に、音は溶けるように入れ替わる。数時間も遊べば、地図を見ずとも自分の居場所が分かるようになる。
時をさかのぼり、街を広げ、友だちにできる数多くの新しい妖怪を追いかけることで、妖怪メダル集めがいっそうの規模とクエスト量で再燃する。仲間を進化させ、隅々まで探ることで冒険が引き延ばされる。戦闘システムは相変わらず操作の自由度が低いが、この豊かなコレクションと愛らしいユーモアが粘り強く引き込む。
時をさかのぼって妖怪の歴史を解き明かす旅は、仲間にできる妖怪に富んだ、いっそう広大な収集RPGを繰り広げる。肉づけされた本筋に、新たな街区の探索や数多くの挑戦が加わり、長い時間引き止める。シリーズ固有のこの内容とユーモアの太っ腹さが、ファンに愛される寿命を差し出す。