Assassin's Creed - Rogueのレビュー
美術は、裏切り者のものだ。シェイの暗殺者の白は少しずつテンプル騎士の赤へ譲り、モリガン号の船体は暗み、界面そのものが反転する。かつて獲物の道具だった鷲の視は、狩人の道具となる。地中海の都市を離れ、ニューヨークと北米の前哨は、陸の都市を差し出す。すべてが陣営を変えた男を語る。
楽曲は潜入の音楽を裏返す。ここでは、こちらが獲物だ。ほかでは暗殺者の接近を告げた張り詰めた旋律が、いまや、かつての兄弟が茂みで、跳びかかる前に伏せてこちらを付け狙うと知らせる。忍びの殺しの楽曲が逆から鳴る。付け狙われる者の視点からだ。あらゆる沈黙は好機ではなく脅威となる。
『ローグ』は忠義を裏切りに変える。シェイ・コーマックは団よりも高い真実に忠実であり続け、その忠義ゆえに、リアム、アキレス、愛した者を一人ずつ手にかける定めを負う。先駆者の匣を取り戻すことで、彼は物語をひそかに秘密戦争の残りへ繋ぐ。悲劇はそこにある。正しさはいかなる絆も救わず、裏切り者は離反を忠義として生きる。