Bayonetta 3のレビュー
過剰さがさらに一段上へ。巨大な怪獣、色彩の奔流、幻覚的なまでに流麗な戦闘の振り付け。一見の混沌の下でも視認性は完璧に保たれ、数少ないアクションしか挑めないバロックな演出を刻む。
相変わらず奇天烈な魔女の音世界は、過剰なポップと管弦楽ジャズを掛け合わせ、いまや看板となった手法――童謡を金管の壁の上で錯乱気味に組み替える――が貫く。音楽は戦闘の狂ったコレオグラフィに寄り添い、コンボのひとつひとつを芝居がかった誇張で彩る。この開き直った狂気は、けばけばしくも華やかで、ベヨネッタの佇まいそのものと一体だ。
純粋な快感は華麗なコンボとウィッチタイムのタイミングにある。ぎりぎりで回避して敵を切り裂く感触は今もアクションの頂点だ。巨大な魔獣を直接操るデーモンスレイブは、見やすさを多少犠牲にしつつ壮大な戦いを生む。バリエーションは過剰寸前、Switchはフレームレートに苦しむが、過激でスタイリッシュな action としての完成度は揺るがない。