Beatmania II DX 11 - II DX Redのレビュー
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音楽
シナリオ
ビートマニアの第十一作『レッド』がプレイステーション2へ移る。ミキサー卓から演奏画面まで、その名の通りの攻撃的な赤で染まり、ロックと電子音に寄った選曲に応える。背景映像は対比と鋭い動きを好み、熱く飽和したクラブの空気を、鍵盤での技術的な競い合いに合わせて作る。
DJリズムゲームの殿堂たるコナミの選曲は、テクノ、トランス、ジャングル、ハウスを、途方もない豊かさの電子の奔流のなかに積み重ねる。リズムに合わせてミックスしスクラッチすることが、ひとつひとつのプレイを手強いクラブのセットへと変える。ジャンルの先駆けたるこの豊穣な音の多様性が、鍵盤とターンテーブルの文化の個性を築いた。
流れてくる譜面を読み、七つのボタンを叩き、ターンテーブルを的確なタイミングで擦る——その精密さが一種のトランスを生み、一曲クリアするたびに次の曲へと誘う。より高いランクを掴み、新たな楽曲を解放することで確かな上達を実感できる。エキスパートの難度と専用コントローラーは敷居が高いが、手とリズムが交わすこの対話には他にない密度が宿る。
七つの鍵盤と回すターンテーブル、譜面の読みは高度なスポーツと化す。常軌を逸した密度でノーツが降り注ぎ、わずかなタイミングのずれがコンボを断ち切る。単なる暗記では足りず、持久力、協調、初見の譜面読みが物を言う。初心者には厳しいが限りなく充実感があり、愛好者にとってリズムの厳しさの基準であり続けている。
初級から達人へと難度の階段を上る道のりは、数百の楽曲を舞台に、一回ごとのプレイを新たな挑戦へと変える。よりよいクリアを決め、精度を磨き、最も意地悪な譜面を手なずけるために、何度も戻ってきたくなる。本当のゴールを持たないこの厳しい上達曲線が、リズム好きにほぼ無限の寿命をもたらす。