Biohazard 2 - Value Plusのレビュー
バイオハザード2のドリームキャスト移植であるカプコンの本作は、驚くほど豊かな事前レンダリングの背景を広げる。ラクーンシティのバロック調の警察署、滴る下水道、地下の研究所。作り込まれた照明、映画的な構図、強化されたモデルが、固定画面のひとつひとつが丹念に演出された恐怖を醸す、密度の高い美術を成す。
バイオハザード2の楽曲は、不安を煽る環境音と張り詰めた管弦楽の主題を織り交ぜ、ラクーンシティの逃走に律動を与える。くぐもったパッド、控えめな不協和、劇的な高まりが、通路の緊張と化け物の出現に寄り添う。セーブルームの曲がわずかな安らぎを与える。見事な雰囲気の一枚。
洋館事件の二か月後、バイオハザード2は新米レオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドを、ウイルスに蝕まれたラクーンシティへ投じる。二人の物語が交差するザッピング、エイダ・ウォンと少女シェリーの登場、アンブレラの陰謀とウィリアム・バーキンのG-ウイルスが、二重に読める息詰まる筋を織り上げる。映画的サバイバルホラーを定義した脚本。