Biohazard - Revelationsのレビュー
この客船が売り物にするのは、すでに腐った豪奢である。海水の淀む金張りの舞踏室、塩をまとった水晶の吊り灯、長い帯となって剥がれる壁紙、水を吸った絨毯、斑の浮いた鏡。舞台はどこにも、つい先ごろまでの華やぎの跡を留めており、そのぶん荒廃は廃墟の実験室よりも猥雑に見える。柔らかく半透明な生き物たちが、この澱んだ水の美学を引き継ぐ。
作曲は連続ドラマの編集に沿っている。各話は短く聞き分けられる動機を伴う前回のあらすじで始まり、場面を宙吊りにしたまま解決しない和音で閉じる。その間では、ほとんど無音の長い区間と、コマ単位で置かれたごく短い弦の一撃とが交互に現れる。この章立ての呼吸が、この作品を系列のほかから明確に切り分けている。