Borderlandsのレビュー
太い墨の輪郭のセルシェーディング、けばけばしい色調、いかれた終末後の世界──本作は、遊べるコミックさながらだ。やりすぎなほどの敵のデザインとトラッシュな美学が、ひと目でそれと分かる個性をつくる。洒脱で奔放なこの視覚演出が、FPSに深い刻印を残した。
群れを撃ち倒して少しずつ優れた銃を降らせる流れが、特に協力プレイで恐ろしく中毒的な戦利品狩りを始動させる。レベルを上げ、戦利品を見比べ、再び厳選に出る行為が各回に報いる。単独だと目的の反復が重くのしかかるが、ひねくれた笑いと理想の銃への探求が、各セッションを終えにくくする。
パンドラを支配するのは戦利品。ランダム生成される武器ゆえに、何度も同じ地域を巡り、宝箱を漁り、サブクエストをこなし続けてしまう。四つのクラスは周回を促し、四人協力でさらに冒険は長く伸びる。尽きることのない収集の循環こそ、今なお語り継がれる理由だ。