Borderlandsのレビュー
太い墨の輪郭のセルシェーディング、けばけばしい色調、いかれた終末後の世界──本作は、遊べるコミックさながらだ。やりすぎなほどの敵のデザインとトラッシュな美学が、ひと目でそれと分かる個性をつくる。洒脱で奔放なこの視覚演出が、FPSに深い刻印を残した。
膨大な自動生成武器と歯止めのない協力プレイの上にルーター・シューターの公式を築いたことで、撃って漁るループはたちまち病みつきになる。互いを補い合うクラス構成が、パンドラを駆け巡るたびに刺激を添える。ソロではやや単調ながら、この先駆者は小気味よいガンプレイと一癖あるノリを失っておらず、とりわけ仲間と遊べば純粋な楽しさが残り続ける。
群れを撃ち倒して少しずつ優れた銃を降らせる流れが、特に協力プレイで恐ろしく中毒的な戦利品狩りを始動させる。レベルを上げ、戦利品を見比べ、再び厳選に出る行為が各回に報いる。単独だと目的の反復が重くのしかかるが、ひねくれた笑いと理想の銃への探求が、各セッションを終えにくくする。