Breath of Fire IIのレビュー
多彩で霊感に満ちた音楽が、物憂げ、英雄的、そして陽気と、土地ごとに命を吹き込む主題で、リュウの探求に寄り添う。豊かで印象的な旋律が、情感とともに物語の見せ場を際立たせる。この音の大盤振る舞いが、本作をJ-RPG愛好家の長年の愛着作にしている。
身内に裏切られた孤児たる若き竜の血を引く者が、世界を内側から蝕む宗教の正体を暴くべく旅立つ。前作より暗いこの物語は、信仰、見捨てられること、そして選び取った家族を、思いがけぬ重みをもって描く。本機では稀なこの主題の野心が、愛好家の根強い愛着を呼ぶ。
危機に瀕した世界でリュウの出自を辿る物語は、前作以上に意欲的で、街や地下迷宮、隠し要素に満ちている。連携技や強化された竜変身、技の合成が仕組みを掘り下げる者に報いる。その濃密な進行と探索すべき物量こそが、長く中身の詰まったRPGという評価を保たせている。