Breath of Fire IIIのレビュー
カプコンのRPGの三作目、ブレス オブ ファイアIIIは、表情豊かな2Dスプライトと3D環境を融合した、魅力的な美術を広げる。温かなアニメ調のキャラデザイン、色彩豊かな村、多彩なファンタジーの情景、迫力ある竜の姿が、親しみやすく生気ある世界を成す。モデリングされた背景の上に切り抜かれたスプライトの繊細さが、本作に独特の味わいを与える。カプコンJRPGの基準たる、丁寧で愛らしい映像。
青木佳乃の楽曲は、ブレス オブ ファイアIIIを、稀な温かさと多彩さで彩る。陽気な街の主題、物悲しい旋律、躍動的な戦闘曲、ジャジーな色彩が、リュウの長い冒険に奉仕する、豊かで愛らしい一枚を成す。丁寧な管弦楽が、子供時代の屈託のなさから大人の重みまで、物語の調子の移ろいに寄り添う。大らかで記憶に残る音楽。
ブレス オブ ファイアIIIは、竜の末裔リュウを、子供時代から大人へと追う、稀な広がりの物語を展開する。二つの大きな時代に分けられた脚本は、自己の探求、神々の位置、運命の重みを、驚くべき成熟で扱う。愛すべき人物、実存的な主題、瞑想的な運びが、ジャンルの紋切り型から離れた真摯な冒険を織り上げる。独特の構造を持つ、野心的で胸を打つ脚本。