Buck Rogers - Countdown to Doomsdayのレビュー
本作は一九三〇年代の空想科学連続活劇の図像を借りる。球形の兜、細長い噴進機、けばけばしい制服。人物の肖像は大きな彩色の枠に収まり、探索は明快な線で引かれた基地の通路を主観視点で進む。二つの画風が軋みなく同居している。
未来の地球を探索し、ミュータントに立ち向かう部隊を率いる物語は、探索、戦術的な戦闘、パーティ運用からなる濃密なSF RPGを繰り広げる。練り込まれた本筋は、忍耐とキャラの最適化に報いる。SSIならではのこの硬派な奥行きが、欧米RPG好きに愛される寿命を本作に与えている。