Daenantu Smash Brothers Xのレビュー
幾十年もの任天堂のマスコットを一つの画面に集めることは、視覚的な難題だった。だがここでは、それぞれの世界が自らの作風を保ちながら、ぶつかることなく共存する。象徴的なステージ、丁寧なエフェクト、忠実なキャラクターが、気前のよいグラフィックの祝祭を織りなす。この美の祝典は、いまも人々を結びつける。
植松伸夫を筆頭とする豪華な布陣の手になる、ラテン語の合唱による開幕の讃歌が、壮大な音楽の祝祭の音頭を取る。再編曲された数百の任天堂の主題が、あらゆる戦いをビデオゲームの遺産の祭典へと変える。豪奢で大らかなこの交響的な広がりは、いまもプレイヤーを奮い立たせる。
体力を削るのではなく、相手を画面外へ弾き飛ばす――この蓄積ダメージによる吹っ飛ばしの仕組みは、三秒で掴めるのに極めれば底が知れない、見事な明快さを保っている。膨大なファイター、アイテム、ステージが、いつでも遊べる混沌を育む。テンポは続編よりやや緩やかだが、祭りと奥深さの均衡は今も見事に成り立っている。
任天堂の枠を超えた、とんでもない顔ぶれのヒーローを集め、狂騒的でありながら技巧的な乱闘へ放り込む——カルト的パーティゲームのレシピがこれだ。とっつきの良さの裏に、何年もの習熟を支える奥深さが潜み、あふれる物量が圧倒する。四人なら心躍る混沌は決して収まらない。友と殴り合う、絶対の定番だ。
会心のスマッシュで相手を場外へ吹っ飛ばす手応えは即座の快感を生み、思わずリベンジを求めたくなる。ファイターやステージ、トロフィーの解放が絶え間ない進行を支え、対戦モードはどんな夜も終わりのないトーナメントに変えてしまう。いくつかの一人用モードは古びており、テンポは古参の意見を分けるが、コントローラーを握ったときのお祭り騒ぎの妙味は抗いがたいままだ。
亜空の使者を攻略するのは序章にすぎない。数十体の隠しファイター、数百のフィギュア集め、オーケストラ楽曲のギャラリー、そして無限に遊べる四人対戦が待っている。その奥深さこそ、本作がシリーズ最大級の遊びごたえを誇る理由だ。