Devil Summoner - Soul Hackersのレビュー
アトラスが建てたアマミは、硝子と配線でできた街だ。商業ネオンの裏で儀式が進む。金子一馬が描く角ばった悪魔たちは、角を生やし、時に露悪的で、主観視点の通路や端末画面と激しく衝突する。冷たいサイバーパンクと過剰な神秘学の同居が、この作品の視覚的な署名になっている。
音楽は街と迷宮の対比で組み立てられている。アマミの路上にはファンクの低音、酸味のある持続音、リズムマシン。ネットワークの迷宮に入れば、こもった質感と細かなノイズ、低い唸りへ。戦闘曲は歪んだテクノで殴りにかかり、悪魔との交渉はわざと軋んだ響きの上で進む。
警察の捜査と悪魔召喚を綯い交ぜにしたこの物語は、オカルトと人の欲望に取り憑かれた現代都市へと沈んでいく。女神転生の系譜から生まれた本作は、都会の暗さ、神話、そして容赦のない道徳的選択を結び合わせる。淀んだ空気と大人びた筆致が、本作を魅惑的な独自性を持つRPGに仕立てる。