Devil Survivor - Over Clockのレビュー
二つの画風が、混ざらないまま同居している。高校生たちは細く現代的な線で、仕立てのよい制服と明るい顔立ち、柔らかな色で描かれる。召喚される悪魔たちははるかに古い図譜の出で、太い墨、ねじれた量塊、錆びた色調をまとう。触れる画面がこの二つを並べて見せ、その落差が、少年たちの扱っているものを絶えず思い出させる。
物語は目に見える秒読みとして働く。東京の一区画が一週間封鎖され、登場人物の持つ端末は、友人のものも含めてそれぞれの死の時刻を告げる。足りない手段で誰を救うかを選ばねばならず、しかもどの陣営もこの危機からの別々の出口を示し、作品はどれが正しいかを指し示すことを拒む。
軍に封鎖された東京に閉じ込められ、グリッド上の戦術戦で悪魔を召喚しながら八日間を生き延びる。複数のエンディングと悪魔合体は、物語のあらゆる分岐をたどるための再挑戦を誘う。この戦略性と物語性の濃密さに高い再プレイ性が重なり、タクティカルRPG好きに愛される寿命を裏づけている。