Diabloのレビュー
クライマックス・スタジオはブリザードの陰影をそのまま移植した。石畳の地下墓所から赤熱する洞窟、そして地獄の平原へと沈む十六層を照らすのは松明の灯りだけ。トリストラムの聖堂と怯えきった村人たちが、見通しの良い斜め見下ろしの画面に重厚な暗黒を刻む。
マット・ユルメンが書いたトリストラムの主題は、ゲーム音楽でも指折りの記憶に残る一曲だ。マイクに寄せた十二弦ギターの倍音がいつまでも尾を引く。地下へ潜るほど旋律は薄れ、持続音と息づかい、遠い聖歌へ、そして最下層の金属的な残響へと変わっていく。
クリックして群れを薙ぎ倒し、より希少な戦利品を拾い集める――そんな下降に引き込まれ、どの階も新たなアイテム、呪文、力の一段を約束してくる。ルートの興奮と不気味な薄闇が「あと1フロアだけ」と潜らせる。延々と続くクリックは長く遊ぶと擦り減るが、この略奪と成長のループは今なお引き込む手本であり続ける。