DonPachiのレビュー
この分野の始祖は、厳格な軍事的写実の中に踏みとどまっている。雪に埋もれた基地、空母、丁寧に描かれた戦車の列、灰と緑だけの配色。唯一の遊び心は、自機に付き従い題名の由来ともなった僚機の群れで、密集した隊形のまま風景の上を駆け抜けていく。
音楽はまだ、後年の実験よりも古典的な射撃物に近い位置にある。輪郭のはっきりした旋律、強く踏まれた電子的な太鼓、敵の波の到来に合わせて上がる和声。短く叩きつける反復への好みは既に顔を出しているが、続編がほとんど捨て去る歌心がここには残っている。