Dragon Quest V - Tenkuu no Hanayomeのレビュー
鳥山明の真似のできない筆致が、どの主人公にも、どの魔物にも、ひと目でそれと分かる陽気な丸みをまとわせる。色彩豊かな村と表情ゆたかな生き物たちが、温かく澄んだ世界を織りなす。時を超えた親しみやすいこの絵柄は、いまもシリーズの視覚的な魂であり続ける。
三世代を描く本作は、名高い結婚の主題から英雄的な冒険の旋律まで、心揺さぶる情感のすぎやまこういちの楽曲を繰り広げる。主人公の人生のどの段階も、忘れがたい主題で彩られる。深く胸を打つこの交響的な気品が、本作をサーガ屈指に愛される一作にしている。
三世代にわたって、物語は主人公の幼少期から父となる日々までを、英雄の旅と私的な悲劇のあいだに描き出す。結婚、喪失、そして受け継ぎが、RPGとしては稀なほど大きな位置を占め、旅路に深い人間味を与える。ドラゴンクエスト屈指の感動作としばしば称されるその物語は、時代を超えていく。
三世代にわたる旅、モンスターの仲間集め、そして家族を築く営みが、章ごとに愛着と好奇心をよみがえらせる物語を編み上げる。仲間を捕らえ、レベルを上げ、大切な人と再会する——感情と戦術の目標が次々とつながっていく。テンポには時代を感じるが、この長大な冒険には今も人を引き込む稀有な力がある。
幼少から父となるまで、一つの生涯を追う構成が冒険を長い歳月へと引き延ばし、世代ごとに新たな物語が生まれる。モンスターを仲間にして育てる要素は、ほぼ尽きないコレクションと育成の沼を開く。結婚や分岐は再プレイを誘う。前例のない世代記が、最も深く長く愛される一本にしている。