Enter the Gungeonのレビュー
百分の一秒を見計らってローリングで回避する感覚はすぐに体に染みつき、そこから容赦なくも大きく報いるループが生まれる。馬鹿げた武器庫、部屋の自動生成、武器同士のシナジーが、視認性抜群のキビキビした射撃を支える。難度の高さは気軽な層を遠ざけるが、リズム感と二人協力プレイの切れ味は健在だ。
弾の雨の中を撃ち、転がり、避ける——それは荒れ狂うバレエとなり、どの銃も愉快なほどの馬鹿馬鹿しさで驚かせる。ローグライクのおかげで潜るたびに展開は一新され、二人なら混沌は頂点に達する。回避の精密さと底抜けに自由な武器の発想が、楽しい緊張を保ち、「もう一回」へと駆り立てる。
ダンジョンへ潜るたびに部屋も敵も戦利品も組み替えられ、死は「より賢く再挑戦せよ」という合図に変わる。奇抜な銃や近道、新キャラが少しずつ解放され、ミリ単位の回避が上達の手応えを返してくれる。見たことのない新アイテムへの期待が、即座に次の挑戦へと駆り立てる。歯ごたえのある弾幕は今も爽快だが、周回を重ねる構造は長期的に解放要素の作業化に傾きうる点は留意したい。