Final Fantasy XIIIのレビュー
まばゆいサイエンス・ファンタジー、未来的な建築、彩度の高い色彩──本作は、舌を巻く視覚の豊かさとなめらかさをもつ世界を広げてみせる。丁寧なキャラクターデザインと豪奢なムービーが、どの場面も引き立てる。滑らかで華やかなこの視覚的野心が、高解像度RPGの限界を押し広げた。
浜渦正志の手による楽曲は、名高い「閃光」から最も親密な主題まで、豊潤なオーケストラと透き通る美しさのボーカルの高鳴りを繰り広げる。音楽は、稀有な気品と肌をなぞるような情感で、ライトニングの逃避行に寄り添う。洗練されたこの音の豊かさが、ファイナルファンタジーのサーガの転換点を刻む。
駆動するのは断罪だ。神に烙印を押された六人は、意味の分からぬ使命を負い、果たせば結晶に、果たせねば怪物になると知っている。肉体に刻まれたこの期限が従来の冒険の目的に取って代わり、誰も交渉できぬ判決に各人がどう応じるかが物語になる。