Fire Emblem Gaidenのレビュー
この作は戦いと戦いのあいだを自由に歩ける世界図を加える。そのため前作にはなかった絵の語彙が必要になった。立ち寄れる村、横視点で探索する迷宮、起伏の上に引かれた道。人物の肖像も、より柔らかく丸みのある筆致で描き直されている。
書法は前作の軍隊行進曲から離れ、より旋律的な主題へ向かう。歌う線と豊かな和声がそれを支える。地図や村の楽曲は戦いのあいだに息継ぎを差し入れ、戦闘の主題は音量を張り上げることなく規則正しい脈を保ち続ける。
二つの大陸で並行して描かれるアルムとセリカの物語を追うことで、戦役の規模はほぼ倍になる。二人それぞれが固有の戦いをこなし、やがて筋が合流する。拡張されたシステム、より自由な探索、ユニットの永続的な死が各章を長く、濃くする。二作目の異色作として、野心的な戦術体験という評価を保つ。