Fire Emblemのレビュー
辻横由佳の手による音楽は、英雄的な主題と稀有な気高さの軍隊行進のあいだで、どの戦いをも叙事詩の高みへと引き上げる。GBAの音源は驚くほど雄大な編曲を響かせ、戦術の緊張と情感を際立たせる。この管弦楽の荘厳さが、西洋初のファイアーエムブレムを伝説へと押し上げた。
倒れたユニットは二度と戻らないと知りながら一歩ずつ駒を進めることが、各バトルにまれな戦略的緊張を帯びさせる。戦士を育て、武器の三すくみに気を配り、次の伏兵をかわす――愛着と計算の循環が生まれる。永久の死といくつかの難所の山はもどかしいが、この戦術の重みが、全員を救うために何度もやり直させる。
失えば二度と戻らないユニットを率いる以上、一戦ごとが重みを増し、誰も失うまいとやり直したくなる。支援関係を育み、三十を超える兵種を扱い、無犠牲の進行を目指すほど時間は伸びる。西洋初登場として、じっくり極める骨太タクティクスの評価を築いた。