Game Boy Wars Advance 1+2のレビュー
二つの戦役を一枚に収めたことで、その間に絵づくりがどう洗練されたかが見えてくる。軍ごとに色を割り当てた玩具めいた駒は同じでも、二作目では地形の描き込みが増し、記号も手が入っている。区画のはっきりした地図は起伏の種類を増やしながら、戦術の読み取りを損なうことがない。
二作はいずれも指揮官ごとに曲を割り当てる仕組みを持つが、音の質感ははっきり異なる。一作目は角ばった音色と短い行進曲、二作目は厚みを増した編成と展開する音型。続けて聴けば、数年の隔たりを経た変化が、わずか数分のうちに耳で辿れてしまう。
ターン制の戦いの二つのキャンペーンを一本のカートリッジにまとめたことで、戦術的な思考が単一シナリオをはるかに超えて長く続く。地形を占領し、ユニットを生産し、敵を打ち倒す――短い目標と即座の満足が連続する。見た目は質素で難易度も厳しいが、この戦略の濃密さは、ジャンルの愛好家を長く捉え続ける魅力を持っている。
二本の戦略SLGを一本に収め、攻略すべき盤面が一気に倍増。多彩なマップで歩兵、戦車、航空機、艦船を操り、勢力ごとの特性を活かし、通信対戦で競う長丁場が約束される。アドバンスウォーズの日本側の祖として、ジャンル愛好家に求められる逸品だ。