GG Aleste 3のレビュー
本体の時代から数十年を経て作られた三作目は、当時と同じ制約を絵に課し、それを様式に変えている。意図的に絞った色数、小さくまとめられたスプライト、力任せではなく重ね方で作る多重スクロール。M2はそこに、実機が見せる機会を持たなかった動きの密度を加えた。
1990年の音源に数十年後から曲を書くこと自体が様式の選択であり、楽譜はそれを引き受ける。当時のシューティングが試みなかった和音進行と現代的な構成を、原型どおりの矩形波だけで鳴らす。標本音の不在を補うために低音は速く回り、耳は実際より多くの声部を聞いた気になる。