God Eaterのレビュー
バンダイナムコは終末世界に制服を着せる。立ち襟の赤い上着、黒い腕輪状の武装、剥き出しのコンクリート。その簡素な軍装を乱すのが、牙と装甲板を逆立てた非対称の有機的な塊アラガミだ。神機は捕食の瞬間、金属の顎へと開く。
椎名豪は破局に歌わせる。言葉を持たない女声、広がる弦、打ち下ろす打楽器が組み合わさり、任務のたびに葬送の儀式めいた讃歌が鳴る。退却の局面では旋律が裸になり、アラガミが再び起き上がると金管が戻ってくる。
並外れたアラガミを狩り、God Arc武器を鍛え上げ、装備を整えて再び出撃していくと、次の素材が常に「あと一回だけ任務を」と正当化する狩りのループが生まれる。協力プレイ、部位破壊、カスタマイズが目標と報酬を連ねる。ファーミングは反復的だが、キレのあるアクションと着実な強化が恐ろしく粘り強い掌握力を保つ。
桁外れに強いアラガミを協力して狩ることは、ミッションごとに武装を磨いていく狩りと収集のループを築く。ゴッドアークを強化し、手強い怪物を仕留め、仲間と高め合う時間は、長く費やされる。ハンティングというジャンルならではのこの太っ腹さが、アクションRPG好きが味わう寿命を差し出す。