Grandia IIのレビュー
ゲームアーツによるグランディアIIの美術は、アニメ調で表情豊かな主人公たちと、明るいファンタジーの情景を融合する。色彩豊かな村、多彩なダンジョン、きらめく魔法演出が冒険の息づく世界を彩る。丁寧な演出と鮮やかな色が旅に温もりを添える。
燃え立つオーケストラとロックの高鳴りのあいだで、岩垂徳行は、尖りつつも記憶に残る戦闘曲を生み出す。音楽はあらゆる戦いを奮い立たせ、リュードの旅の感動の瞬間を壮大に彩る。J-RPGの頂たるこの大らかな楽曲は、伝染する情熱を少しも失っていない。
傭兵リュードが巫女エレナを護衛するうち、堕ちた神ヴァルマーの化身ミレニアが目覚める。グランディアIIは信仰を問い、グラナス教会と、それが見まいとする闇を対峙させる。陰影ある人物と鋭い会話、宗教的懐疑の主題が、旅に思わぬ成熟をもたらす。
行動バーを読んで敵の行動を遮るその戦闘システムは、一戦一戦を「もっと」とせがみたくなる小さな戦術パズルに変える。技を伸ばし、ダンジョンを隅々まで探り、よく練られた物語を追う――無駄のない報酬が連なる。多少のお使いがテンポを鈍らせるが、この駆け引きの妙は同種の中でも屈指の満足感を保つ。