Konami Wai Wai Racing Advanceのレビュー
日本版は登場者全員を戯画的に崩すことを堂々と選ぶ。自社の生真面目な顔ぶれが、頭を大きく手足を短くした比率で描き直され、本来なら相容れない絵柄の出自を持つ者同士が同じ画面に並べられるようになる。小型車の輪郭はどれも同じで、色と飾りだけが持ち主を告げている。
音楽の設計は自社目録の選集として働く。世代の異なる作品から借りた旋律が何十と並び、同じ音色で編曲し直されることで、この寄せ集めに一つの統一が与えられる。書き下ろされた出走と決着の短い曲が、これら引用のあいだをつなぐ糊の役目を果たしている。
カート、いたずらアイテム、そして色とりどりのコースを駆けるコナミのマスコットたち——アーケードカートの公式が、人にうつる陽気さとともにやってくる。ドリフト、近道、卑怯な妨害が、とりわけ多人数で陽気な混沌を保つ。即座で切れ味よく、くすぐりに満ちている。どこでも取り出せる、理想のレースの相棒だ。