Legend of Zelda, The - Ocarina of Time 3Dのレビュー
アートデザイン
音楽
シナリオ
礎となったハイラルが、いっそう輝きを増す──高められた質感、鮮やかな色彩、立体視の奥行きが、すでに神話的な世界に新たな光を取り戻す。平原から神殿まで、どの場所も忘れがたい存在感を保ち、リメイクによってさらに引き立つ。再び魔法をまとったこの古典美は、いまも時を超えた気品を放つ。
オカリナの数音だけで、ひとつの世界がまるごと呼び覚まされる──ゼルダの子守唄や時のうたは、人々の記憶に刻み込まれている。ゲームプレイに組み込まれた近藤浩治の楽曲は、音楽を冒険のれっきとした道具に変える。3DSでも色褪せぬこの旋律の魔法は、いまも揺るぎない規範であり続ける。
ターゲットの固定、ミリ単位で練られたダンジョンの構成、あらゆる道具の使い道――それらはジャンル全体が後に模倣する冒険の文法を定めた。この3Dリメイクは原作の手触りを裏切らずに快適さを今風にし、探索は稀なほどの分かりやすさを保つ。いくつかの謎は時代の香りを帯びるが、全体は今なお損なわれぬ喜びで巡ることができる。
時を超える傑作が、丁寧に若返った——リンクの旅は立体感と快適さを増し、その魔法を少しも失わない。ハイラルを探索し、巧妙なダンジョンを解き、オカリナを奏でる喜びは、いまだ色褪せない。立体視と調整が冒険を滑らかにし、再発見にも、ついに体験するにも最適。心奪われる、長く残る旅路だ。
ダンジョンを探索し、ある道具を手に入れた途端に世界の一角が一気に開け、次の謎を解いていく。発見が見事な流れで連鎖していく。時代を行き来する仕掛けやハートのかけら集めが、本筋をはるかに超えて冒険を引き延ばす。一部の往復はやや古びて感じられるが、この構造は今なお人を惹きつける手本であり続けている。