Legend of Zelda, The - Twilight Princessのレビュー
黄昏の色合い、ベールに包まれた光、そして一段と荒々しいハイラルが、荘厳でほとんど絵画のような空気を織りなす。狼への変身と影の世界が、その物憂げな作風を稀有な一貫性で押し広げる。前作とは対照的なこの視覚的な厳粛さは、シリーズ屈指の魅惑をいまも放ち続ける。
より暗く荘厳に、音楽は低い弦と物憂げな主題でハイラルの黄昏に寄り添う。儚さと神秘のあいだで揺れるミドナの旋律は、コントローラーを置いたあとも長く心に取り憑く。雰囲気と完璧に調和したこの管弦楽の厳粛さは、シリーズ随一の感情の頂のひとつを刻む。
リンクと狼の姿を切り替え、多彩な道具を使いこなし、創意に満ちたダンジョンに挑む――冒険は、際立って滑らかなメカニクスを繰り広げる。馬上の決闘や隠し技が、すでに豊かな戦闘にさらに厚みを加える。革新的というより正統派だが、その作り込みは丁寧きわまり、初めから終わりまで楽しさが途切れない。
ダンジョンからダンジョンへ進み、先を開くアイテムを得て、広大な世界をくまなく探る流れが、なかなか手を離せない歩みを織り上げる。人の姿と狼の姿を切り替え、謎を解き、装備を揃えていくことで、短い目標と絶え間ない報酬が連なっていく。序盤はやや間延びするが、この冒険と発見のメカニズムは見事な引力を保ち続ける。
黄昏に染まったハイラルを、人として、また狼として駆け巡る旅は、巧妙なダンジョン、謎解き、探索すべき土地に満ちた叙事詩を切り開く。シリーズ屈指の長さを誇る本筋に、長く引き止めるサブクエストや収集要素が重なる。野心的な演出に支えられたこの壮大さが、じっくり時間をかけて味わう冒険の頂点たらしめている。