Lost Planet - Extreme Conditionのレビュー
寒さは物質として描かれる。曇る面頬、通り抜けるたびに掘れる吹き溜まり、視界を数メートルに縮める地吹雪。そして画面唯一の暖色である橙色の熱エネルギー計の光。巨大昆虫アクリッドの弱点が鮮やかな橙で光るのも、この絶え間ない白の中で際立つためだ。
楽曲は極めて長い距離のために書かれている。凍てついた平原を渡る間は緩やかな金管と間隔の開いた打楽器だけが鳴り、建物ほどのアクリッドが雪から現れれば管弦楽が一気に立ち上がる。長い空白と戦闘のファンファーレの落差が、背景だけでは伝えきれない星の広さを聴かせる。