Megaman - Battle Network 3 - Blue Versionのレビュー
この版は自らの色を操作画面にまで行き渡らせる。項目表、画面の縁、チップの発光はいずれも青へ寄り、もう一方の版と同じ場面であっても受ける印象が変わってくる。色分けされた区画を組み込んでいく格子状の改造画面は、遊び手が絶えず開くことになる独立した図案として成立している。
ここでの戦いを支えるのは、繰り返されることを前提に切り出された曲だ。粘る低音、数小節で回りながら飽きさせない音型、相手の挙動が変わるまさにその拍で戻ってくる盛り上がり。音楽は伴奏であると同時に時計として働き、数秒で決着する攻防の読み取りを直接助けている。
ナビカスタマイザーでロックマン.EXEを組むだけで可能性が広がり、プログラムの配置次第で戦い方が変わるため長く飽きない。WWWを追う本筋に加え、Blue版限定チップ探しやWhite版との通信交換でコレクションを埋める楽しみもある。シリーズ最高峰と名高い本作の長寿命は、この戦略の奥深さに支えられている。