Metroid - Samus Returnsのレビュー
この惑星は地質の断面図として扱われている。背景には、すでに通り抜けてきた地層が積み重なって見え、岩に閉じ込められた化石があり、偶然ではない何かが掘った坑道が走る。下降そのものが、目で読める時間の進行になる。追う相手も同じ理屈に従い、成長の段階ごとに輪郭がはっきり変わっていく。
携帯機の原典にあった単旋律が、ここでは管弦楽に委ねられる。数音の一本の線でしかなかったものが対旋律と弦の層、低い金管を得ながら、それと分かる音程の関係だけは決して失わない。一体を仕留めるたび鈍い震動が音楽を横切り、残数が減る。単なる数え上げが、耳で受け取る出来事に変わる。