Mortal Kombat 3のレビュー
三作目はゴシックの闘技場を捨て、荒廃した地球を舞台に選ぶ。裂けた地下鉄の通り、ビルの屋上、工事現場、打ち捨てられた病院。取り込まれた役者たちの衣装は色数を増し、ほとんど超人物のそれに近い。連続技が画面に残す光の尾は、この作品を前二作から一目で区別させる視覚的な印になっている。
音楽は格闘映画の語法を離れ、より直截な工業的ロックへ移る。前に出るギター、速いリズムマシン、金属質の持続音。闘技場ごとの主題は保たれているが、全体の響きは前作より都会的で攻撃的だ。寺院から市街の廃墟へという舞台の移動に、それはよく噛み合っている。